胸の痛む話

「指輪は基本的にしないけれども、血色珊瑚の大振りなぽってりした指輪ならしてみたいわ。」と私。
「あまり帯留はしないけれど、あのきれいな細工の珊瑚の帯留ならしてみたい。」とひらひらさん。
日本の伝統展の珊瑚のコーナーを覘いたひらひらさんとの会話です。

24日(月)午後5時まで
ジェイアール名古屋タカシマヤ10階 催事会場
日本の伝統展

とあるところで、珊瑚のことで胸の痛む話を聞きました。
現在展示されている珊瑚細工は在庫で、新しいものが作れないし、作れても今ある値段ではとてもできないと。
訳を尋ねると、材料の珊瑚が手に入らなくなってしまっているとのこと。
全く採れなくなったわけではなく、中国人が高値で買いしめていくため、地元の業者が買えなくなっているそうです。

ワシントン条約に珊瑚が登録されることを反対していたが、今となっては登録された方が日本の珊瑚が守られると考えを改めたと。
美しい日本の手仕事が消えてしまいそうな…胸が痛む、珊瑚の裏話。

でも珊瑚だけでなく、生糸も心配です。
中国の生糸が値上がりしたことの影響が現れると思われます。
もしかして中国からの生糸輸入もままならなくなったら…という恐れさえ考えられます。
レアアースと同じになったら大変です。
日本の絹は、中国からの輸入に75%頼っているのですから。
日本の養蚕農家は900軒で高齢化している状態ですので、純国産を奨励していますが、全部の白生地をまかなうことはできません。

何かよい知恵はないのでしょうか?

日本の洋服作りについて、今夜のTV番組では、
岐阜の繊維問屋街に携わる人たちの高齢化と、安い海外製品の波に押されて、問屋の数がかつての5分の1になり、ファッションフェスタも今年で最後を迎えると。
洋服づくりの現場も、不況に伴う受注の減少等で厳しい経営を強いられ、昨年7月の外国人研修生制度の法改正で廃業を決断する経営者も。
そのようななかで、日本の洋服作りを地元の人材を育成して取り組む現場が紹介されていました。
技術力を磨き、日本ならではの縫製工場の行き方を追求する岩手モリヤさん。

日本の底力で、何か良い方法がみつかるはずだと信じております。
今の私に出来ることは、着物を着ること、着物を通じて喜びを伝えること、着物まわりの人々を紹介すること。
微力ですが、志のある人々が大勢集まれば何か良い方向へ向かうのではと信じます。

痛みを何か活かせる力に変える知恵が欲しいと願います。
今気が付かないといけないことがたくさんあること教えてもらいました。





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この記事へのコメント

sachi
2011年01月23日 19:55
地球資源も限度がありますものね・・
取り放題では何時か無くなってしまいますし、
ましてや、サンゴ礁は海が汚れてどんどん死んでしまっているとか・・それを保護するために珊瑚を育てる運動を地道にしている方達がいるんですよね・・

折しも、今日のニュースで、日本の海域に300兆円の鉱物資源が見つかったそうで、中国に頼らなくてもレアアースなどの鉱物資源が埋もれているそうです・・
資源開発に国の予算も増やされたとか・・

日本の技術は優れているから、きっと、この資源を上手く開発知るのでしょうね!!
ちょっと資源の少ない、日本ですが、ちょっと嬉しいニュースでした。
睦月
2011年01月23日 20:26
同感です!!先日行った結城・郡上でも日本のシルクの話しが出ました。とっても悲しいことですね(>_<)私も微力ですが少しでもお着物に興味をもって頂ける様にお手伝いしたいと思っています(^^♪
トビウオ
2011年01月23日 22:08
sachiさま☆
嬉しいニュースをありがとうございます。
珊瑚を育てる運動をされていることは、ちらりとTV番組で見たことがあります。
一人の力は小さいかもしれませんが、志をもった方が集まり大きな動きになると良い流れができるように思います。
無関心が一番いけませんね。
トビウオ
2011年01月23日 22:18
睦月さま☆
純国産の日本の絹と仕事でご縁があります。
ただ、養蚕の現場までは足を運ぶ機会がないのが現状です。
睦月さんは、思い立つと結城にも郡上にも出かけてしまう行動力がおありですね。
お互い志をもって、着物を通じて喜びを与え、日本文化を伝えませう!!!
はちはち
2011年01月24日 21:51
先日西陣へ絹の仕入れに行っていたのですが
そのようなお話が話のネタになり長いこと話していました。
中国やブラジルの絹糸の値段が倍近くまで上がってしまって先行きが不透明で布の値段を上げなくてはやっていけないとおっしゃっていました。。
素材があっての仕事が出来るのですがその素材の値段が上がってしまうとこのデフレの世の中余計にモノが売れなくなってしまいます。。
繊維業界だけでは無いのですが先行きが不安です。。
業界がなんとか知恵を出して明るい将来を考えなければならない時期に差し掛かってるのかも知れませんね。
トビウオ
2011年01月24日 22:32
はちはちさま☆
ものをつくられる現場では、切実な問題ですね。
はちはちさんの日記で拝見した染料の「ログウッド」の件も同じですね。
何ができるのだろう?
ずぐには答えはでないけれども、何か出来ることは私にもあると思うのです。

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